ザ・コーチという素敵な本に出会いました。人と比べない、自分のための最高の人生の目標の立て方が分かる本です。私は自己啓発本はかなり読んできた方です。読み過ぎて、最近は「どれも同じだ」と思う事が多くなってしまっていました。
しかし、この本は違いました。もう今の私にド・ストライクで、KindleでiPhoneの読み上げ機能を使って3~4回ぐらい繰り返し聴きました。
何故でしょうね。とにかくこの本が好きなのです。どうしてこんなに惹かれるのかはっきりと分からないのですが、何か理由がある気がしています。
ぜひ多くの方に読んでもらいたいと思います。
* * *
Amazonプライム登録(30日間登録無料)で無料で読めます。プライム会員の方はぜひ。お試しでも登録できます。
ストーリー仕立てで読みやすい
この本は、ストーリー仕立てで書かれています。仕事がうまくいかずに悩んでいた営業マン星野が、大成功をおさめた社長、大蔵に偶然出会い、目標の立て方のノウハウを教わる。星野が大蔵からの課題によって成長する過程で学んだ事が、感情と共に綴られています。
実は出だしを読んだ時「物語形式なんて、まどろっこしいな」と思っちゃったのです。読み進めてこの方式が逆に良いのだと分かりました。その時々の感情がありありとイメージできる。「あるあるこういう時」というように自分の事を思い出しながら実感できました。他の自己啓発本のように考え方ややるべきことだけが単に羅列されていたら、さらっと読んで終わりだったかもしれません。
色んな啓発本を読んできた私にとって、大蔵のアドバイスはどこかで読んだようにも感じました。でもシンプルによく整理されているのが良かった。
表現がやさしく、明るく、読みやすい。文章の奥にある思いやりみたいなものが感じられる。前向きな気持ちになれる本です。
言葉の概念を明確にする
明確にすることで集中できる
言葉の概念を明確にすることと、自分の目標を具体的に言葉することの大切さが語られています。
5つのキーワードの概念
最初に出てくる重要な5つのキーワードです。
- 夢
- 目的
- ゴール
- 目標
- ビジョン
何となく使っているこれらの言葉。大蔵はまずこの概念を明確にしていきます。
大蔵の言葉です。
ビジョンは鮮明いでありありとしていて、その光景を頭の中で見るだけで、嬉しいとか、楽しいのか、ドキドキワクワクするといった感情が湧くものでなくてはなりません。~(略)~ビジョンはゴールに向けて行動するための強化剤です。
これを明確にしながら生きるのと、そうでないのとでは大きく効果は変わってきます。意識することで初めて見えてくることがあるからです。
選択と決断力が磨かれる。
私は、ここで大きく頷きました。
後で紹介しますが、今私は自分のメモ・ノートにこだわっています。
私がなぜメモにこだわるかというと、色々なことを整理して目標に到達したいからです。だからここで非常に共感しました。
概念を明確にして到達点を意識すると、それを手に入れるための情報や方法に気が付くようになるのです。逆に意識していなかったり、あいまいだと既に目の前にある素晴らしいヒントに気付けないのです。
意識すると見えてくる
この本に出会う前、私は年始に今年1年の目標を書きました。今も毎朝、この目標を声に出して読んでいます。
20個程の項目です。いくつかご紹介すると・・
- 毎日目標を声に出して読む。
- 2段階ぐらい上の目標を書く。
- 毎日本を読んでいる。
- 私は幸せです。毎日楽しい。ゆとりがある。
- 筋肉が鍛えられている。身体がどんどん軽くなっている。活動的になった。
- 部屋が片付いている。
- 準備ができている。
- 朝活で毎朝方向性を確認している。
- Kindleに毎日触れている。どんどんアウトプット・実践している。
- 生きることを楽しんでいる。
- ライティング速度が上がった。
(イメージしやすいように過去形で書いています)
他にもありますが、このぐらいに留めておきます。
これをやり始めたのは、年始に読んだタクスズキさんの本に「目標を紙に書いて毎日声に出して読むのが良い」と書いてあったからです。これは本当に効果ありますよ。
- 頭に定着する
- 現実化の方向に物事が動き出す。
というように、少しずつですが自分の成長を感じています。
目標のひとつ、Kindleにも毎日触れるようになりました。そうして「ザ・コーチ」が目に留まりました。毎日声に出して読んでいたことで、意識が向いていたからだと思います。
それにしても私のリスト、まだ整理されていませんね。ザ・コーチによると、最初はそういうもので良いそうです。混沌としていてもまず書く、これが大事なのです。整理してブラッシュアップしていけばいい。
どう変わったか
さて、読後はとても良い気分になれる本ですが、実際それだけでは意味がありません。折角なので行動にうつしてみました。生活が少しづつ変わってきましたよ。
ノートの書き方を変えた
物語の中では星野が「目標の達人ノート」なるものを作り、目標、ゴール、ビジョン、夢、目的をクリアにしていきます。これを真似る事にしました。
あの雑多なリストとは全く違うリストができました。
私はこれまでGoogleメールを使ったりiPhoneのリマインダーを使ったりとノートの書き方を試行錯誤しています。今も変化を続けています。
最近はミニノートが中心になっていて、100円均一で買ったミニサイズ(105×152mm)のノートを使っています。ここに目標・行動・ネタ(ブログ)を書いています。目標とあるのが私の目標の達人ノートです。
このサイズは電車の中や、休憩時間など外出中にも開きやすく、破って捨てながらブラッシュアップできるからです。破れるようにノートは右側のページから書き始め、続きを裏面に書きます。
パラパラとめくって探しやすいようにタイトルは右上に書きます。
筆記具はペンから鉛筆に替えました。書き直しして整えていくためです。
目標ノート
- ドリームリスト100
- 目的(やりがい・いきがい)
- ビジョン(思い浮かべただけで嬉しい・楽しい・ワクワクすること)
- ゴール(いつまでにどんな状態になりたいのか・作業量と仮説)
- 目標(具体的な目印や通過点)
- 必要な知識
- 必要な能力
- ツール
- 私のいいところ(毎晩読んで自分をほめてあげる)
- 具体的なプラン
- モットー
など。まだ雑多ですね。本当は本の中で書いてあるようにゴールツリーを作りたいのですが、まだ方法が確立できていません。大きな紙が要りそうだからです。苦肉の策でミニノートに箇条書きしています。
行動ノート
- 具体的な行動(整理中:ゴールや目的を落とし込んだような細かい作業。todoリストらしきもの、でもtodoリストではありません。)
この週末でだいぶ整理したのですが、まだぼんやりと、混とんと、しています。書きながら日々ブラッシュアップしています。
大事なことノート
先週末は、ザ・コーチから大事なところをピックアップして印刷しました。
覚え書きなど永久保存的な大事なことを書き込んで持ち歩いています。読んだ本の内容などもピックアップして印刷、毎日見ています。見るごとに発見があります。
これはB5サイズのルーズリーフファイルでテフレーヌと言います。これいいですよ。背表紙が無いのですっごく薄いんです。
リングが上と下だけ付いているので、書き込む時に手が当たらなくてとても書きやすいのですよ。上下にリングが各4つづつ付いているのですが、本当は1つづつでもいいんじゃないかなとは思います。
✳︎ ✳︎ ✳︎
余談ですが、一緒に買ったKOKUYOのソフトリングノート。これもいいです。リングがゴム状でふにゃっとしているんです。だから書き込みやすい。おすすめです。
作業が楽しくなった
実は最近、書き出したtodoリストが私に重く感じていたところでした。ザ・コーチを読んで「そうか、ただのtodoリストではだめなんだ」と気付きました。
どうすれば楽になるのか。この本の中で書かれていることを実践して、作業をすることが楽しくなってきました。
人と比べなくなり気持ちが軽くなった
目標も能力も自分と人とは違います。目標は何のためにあるのか。それも人それぞれ違うのですが、この本を読むと、1日の終わりに「目標に向かって今日自分は目標に向かって何が出来たのか。どれだけ成長したのか。」に集中できて、自分をほめてあげることが出来るようになります。
今はモーニングページと兼用で無印良品のノートに書いています。
* * *
この本はぜひ読んでもらいたいとは思うのですが、「他の方にも同じように響くかな」と思って書き始める時に少し考えました。でも、もしかしたら私のように何か変わる方がいるかもしれない。結局、読むのは興味がある人だけだし、ま、いいかと思って思う事をダダダと書きました。
この本にもありますが、チャンスは掴む準備が出来た人のところに訪れるのです。私がこの本をキャッチ出来たのは、キャッチする準備が出来た時だったからだと思います。だって、この本が発売されたのは2009年。覚えていませんが表紙ぐらいは本屋でも見かけていたはずなのです。その時には読むに至りませんでした。今がその時だったのでしょう。
ザ・コーチは2、3が出ています。ちなみに私は一気読みしました。
ではまた。