酒粕を摂取するとなんとお肌のコラーゲンが増えるそうですよ。NHKあさイチで紹介されていました。「α-EG」と言う成分が体の中でコラーゲンを作り出す繊維芽細胞に働きかけて増殖を促進してくれるのです。これは甘酒ぐらいにしか含まれていない成分とのことです。その効果は加熱してもなくならない。極端な話、焼いても大丈夫。
と、いうことでさっそく生活に取り入れてみました。
酒かすでお肌のコラーゲンが増える
金沢工業大学の尾関さんたちの研究で、酒かすや日本酒に含まれる「α-EG」という成分が、コラーゲンを作り出す線維芽細胞に働きかけ、増殖を促進することが分かっています。
「α-EG」は、熱にも強いので、加熱調理をしても効果は変わりません。
尾関さんによると、1日50グラム(甘酒1~2杯分)の摂取を2週間続けることで効果が期待できるそうです。
えー、そうなの!っていうことで早速買ってきましたよ。
こだわりの酒店の店頭で売っていた酒かすです。有名なお酒の酒かすだそうです。
酒かすで指先までぽかぽか
更に番組の中では、酒かすの身体を温める効果についても紹介されていました。面白いなと思ったのがアルコールで暖まっているだけでなく、継続して摂っていくことで「暖まりやすい体質」になるというところです。実際に酒かすを継続して摂取すると体がぽかぽかとします。思い込みかもしれませんが、一昨日から酒かすを摂っていますが、いつもはキンキンに冷たくなる手や足の指先が、常時じんわりと温かいのですよ。駅まで歩いたらいつもはやっと暖まる程度なのに、昨日は暑いぐらいでした。嬉しい。特に今年は寒いですからね。
酒かすは発酵食品のひとつ
発酵食品の効果はこんなにあります。
- 整腸効果
- ダイエット効果
- 疲労回復効果
- 免疫力の向上効果
- アンチエイジング効果
- 精神安定効果
引用:NHK趣味どきっ! 発酵食レシピ (TJMOOK) p.6より
熟成酒かすの作り方
さて、あさイチで紹介されていた作り方にならって実践してみます。
熟成酒かすの作り方
- アルコールが飛ばないようしっかりとラップでくるむ
- 密閉容器に入れる
- 日光の当たらない場所で約6か月室温保管
早速やってみました。
作業自体はとっても簡単。後は待つだけです。
熟成酒粕作りの注意点
この時の注意点は水が入らないようにすることです。水の中には雑菌があります。雑菌がついてしまうと栄養豊富な酒かすではすぐに繁殖してしまいます。
私はこの他にも念のためこちらもやっておきました。
- 手をしっかり洗っておく。
- 使用する容器に少量の水を入れて電子レンジで1分加熱消毒
日の当たらない場所に保管して、あとは6ヶ月待ちます。楽しみ。
アルコールが飛ばなければ痛まないとのことでしたが、赤カビや黒カビが生えてしまったら摂取はやめておきましょう。
常温で6ヶ月
しかし驚きました。常温で6ヶ月とは。紹介されていた富山県の酒蔵の方は1年寝かしていました。そんなにおいておいて大丈夫なんだとびっくりしました。1年寝かした酒かすはほんのり茶色でお味噌みたいな感じ。
ラーメンやキムチに入れると味がマイルドになってとても美味しくなるそうです。アミノ酸が熟成されて甘味もうま味も増すためです。そのまま食べても美味しいそうです。うちのがどうなったか、またレポートしますね。
ちなみに、熟成するのが待ちきれなかったので買ってきた板かすをキムチと食べてみました。風味が増して美味しかったですよ。ちょこちょこっとちぎりながら、キムチと合わせて食べました。チーズのような風味が加わってマイルドになります。思わずおかわりしちゃいました。こんな食べ方もありです。
はちみつ甘酒がおいしい
朝晩、はちみつ甘酒で暖まっています。今の時期、とってもおすすめです。作り方は簡単。
酒かすとはちみつをカップの中で練ります。この時少量のお湯を入れると混ざりやすくなります。私は板かすを買ってきちゃったのですが、本当は練り状態のものの方がおすすめです。でもなかなか売っていないんですよね。出来るだけ小さくちぎって入れましょう。
このようになかなか溶けないのですが・・。今度ミニ泡だて器で攪拌してみようかな。
ある程度馴染んだら、牛乳を入れて電子レンジでチンします。
温めるとかなり溶けます。
お酒の風味がほんのり香る爽やかなミルクになります。酒かすの苦みが苦手な方は、蜂蜜多めにするとよいでしょう。ほんとあったまります。
甘酒には2種類ある
ちなみに甘酒と言われるものには2種類あります。
- お酒の搾りかすで作るもの
- 米(おかゆ)と麹で作るもの
今回紹介したのは1番の方です。
2番の方も美味しくてお肌にいいんですよ。詳しくはこちら。
酒かすの活用法
酒かすの活用法としては、ホットケーキミックスに酒粕を入れて焼くとチーズケーキみたいになって美味しいです。また写真をアップしますね。
秋元さくらシェフが紹介されていた「酒かすフレンチトースト」が超美味しそうでした。生クリーム200mlと酒かすから作るフレンチトーストは食べてみたい。休日にやってみようと思います。有働さんは今まで食べたフレンチトーストの中で一番美味しいとおっしゃっていましたからね。
こちらの発酵食レシピは私の愛読書です。塩麹、甘酒、酢、納豆、ヨーグルト、漬物、しょうゆ、みそ、酒かすといった発酵食についてのお話と、麹料理のプロ 発酵王子 伏木さんの考案102レシピが掲載されています。
酒粕では
- 酒粕の鯛飯
- げそ粕揚げ
- さんまの酒粕焼き
- 酒粕ポテト
- カニクリーム酒かすコロッケ
- 白和え
- 酒粕のつみれ
- 酒粕ブルスケッタ
- 味噌ラーメン
- 粕汁
- 酒粕スムージー
どれもこれも美味しそう。
伏木さんは発酵食堂豆種菌のオーナーで麹料理のプロです。
こちらの本も私のお気に入りです。
ではまた。