私、あまりマナーには自信がありません。
自分では、そんなにガツガツしているつもりもありませんが・・少し落ち着いた食事の席では、どうふるまったらいいか戸惑うことがあります。上品にきれいに見える方っていますよね。ああいう方を見ると、自分と何が違うんだろうって思ってしまいます。
先週末、本屋をフラリと歩いていてこんな本を買いました。
「世界一美しい 食べ方のマナー」
自信満々なタイトルですね。
なに?・・。「美人に見える食べ方」?
ぱらっとめくってみると、こんなイラストが目に入りました。
分かりやすいです。いや、私、こんな食べ方はしてませんよ。
・・と思っています。
でもこのイラストにちょっと引き付けられて、結局買ってしまいました。
ここまではいかないにしても知らない間に不快感を与えていないかな。
恥ずかしながら あんまり気にしてなかった
これ書いたら、どんなやつだって思われそうですね。
顔の角度
顔を上げて食べ物を顔に近づけるようにするときれいに見えるそうです。顔から近づけると犬食いっぽくと。う、犬食い・・。そういえば、あんまり気にしたことなかった。
箸の向き・ナイフの向き
相手に向けてはダメなんですよね。言われればそうだけど、無意識にやってしまっていたかも。恥ずかしい。
指をそろえてグラスを持つ
指を揃えて下3分の1ぐらいの位置を持つと美しいそうです。結構、気にせずつかんでいたかも。ガシっとね。
飲むときは顎を上げない
結構、上向きにグイっといってしまっています。飲むときはあごを上げないのが美しいそうです。練習しようと細いグラスでやったら鼻にあたってしまった。とほほ。
一口一寸を意識する
話に夢中になってやってるかも「ガブっと大口」。確かになかなか呑み込めず、もぐもぐ・・。3cm以内にまとめよう。
押すのではなく引くと静かに切れる
なかなか切れないお肉、チカラあまってカチャ!しまった!
食後の器に品格が
食後の器をきれいにする。魚の骨などは、まとめる、懐紙で隠すなど。懐紙を持つなんて思ってもみなかった。
著者の小倉朋子さん
「食べ方は生き方の鏡になる」
一食一食に丁寧に向き合うことが人生を丁寧に生きることにつながる
素敵な考え方だと思います。
小倉さんは、子どものころから、それぞれの食事、食材についてどういう風にいただいたらきれいに見えるかということをずっと考え続けていたそうです。なるほど、ポイントがふんだんに盛り込まれています。多数の料理、食材について書かれていて、それをおさめるためでしょうか。キーワードでコンパクトにまとめられていています。表現が洗練されていて、磨き上げられた、凝縮エキスっていう感じです。
今は、マナーの先生をされていて、1万人以上の生徒さんがいらっしゃるそうです。人生が変わったと嬉しい声も多数あるとか。美しい食べ方が身につくと→周りへの配慮が自然とできる→コミュニケーション能力が上がる→自信がついてくる・・そうです。
この本は、女性が特に好みそうな可愛いイラストがたくさん挿入されていて、内容もしっかりしていて、楽しく読み進められますよ。よくある、マナーマナーという嫌味な感じ(←すみません)は無いです。心地よく読みやすい、おすすめの一冊です。
美しい食べ方が身につく3ステップ
1.食べ方の基本「食事七則」を知る
2.食材・料理別の食べ方を知る
3.コース料理の食べ方を知る
一つ一つ具体的に気を付けるポイントが書かれています。
食事七則
感謝の心をとても大切にされています。
背景にある考え方が丁寧に説明されているところが好きです。
その1.フェイス・トゥ・フェイスの法則
(顔を上げて、いっしょに食べる同席者を大切にする心)
その2.指先フォーカスの法則
(先端まで行き届いた、ゆとりの心)
その3.一口サイズの法則
(会話のリズムが乱れないよう、一口の量を意識する心)
その4.自分ベクトルの法則
(刃の向きを意識して、嫌悪感を抱かせない心)
その5.ノイズキャンセルの法則
(おいしさを邪魔する、五感のノイズに配慮する心)
その6.絶景キープの法則
(盛りつけを崩さず、料理の姿を尊重する心)
その7.エンディング美の法則
(「おいしかった」という、最大級の感謝の心)
p.23 より引用
実は、来月は同窓会もあるし、懐かしい友人にも会う予定です。そういうことで気になって、こんな本をつい手にとってしまいました。食のマナーについて考えるのは良いことかなと思っています。これをきっかけにしっかり身に着け上品な大人の女性を目指します。笑
では、またお会いしましょう。