今年一番買って良かった家電ブラーバ。実際に使ってみて良かった点やブラーバが苦手な所、最新機種のブラーバジェットとの比較についてご紹介します。
ルンバかブラーバか
床の材質にもよりますが、フローリングの場合はブラーバがおすすめしたいです。またはブラーバとルンバ両方あってもよいでしょう。掃除機をかけても床って結構汚れているのです。
我が家は、ほぼフローリングなのでルンバよりもブラーバが適していました。掃除機は手動です。
苦手分野を理解してうまく付き合えば良いお掃除ロボです。
▼うちのブラーバ380jの後継機種ブラーバ390jです。
かれこれ数年は躊躇していた
ブラーバとは床を拭き掃除してくれるお掃除ロボットです。ルンバと同じiRobot社が出しています。実は長い間「ルンバ買おうかな、どうしようかな・・」と悩んでいました。その間3年以上。長っ。うちの壁は下5cm程黒っぽいフチがあるんです。黒はルンバのセンサーがうまく認識しないとか・・真偽のほどは不明ですが、そういうこともあり「欲しくなっては金額であきらめて」を繰り返していました。
口コミでも評判のブラーバ。めちゃくちゃ気になっていました。価格も3万円台となんとか手が出そう。でも、私にとって決して安い買い物ではないです。贅沢かなぁ、どうしようかなとまた悩む日々。
床の汚れが心の汚れ
大げさですが・・。なまじ外れてはいません。「床に髪の毛が落ちてる・・。あぁ、ほこりが・・。」見るたびにテンションが下がります。少し掃除すればいいだけですが、それがすすまない。なぜでしょうね。朝はバタバタしていてやることもいっぱい、夜は疲れているし、どうしても週末まとめての掃除になってしまう。罪悪感とモヤモヤがぐるぐるまわる日々でした。
そうだ、お掃除屋さんに依頼したと思おう
結局、この週末に注文しました。「3万円台プラスバッテリー8千円ほどのランニングコスト(1年半)で毎日お掃除屋さんに来てもらっていると思おう」と考えました。1年間毎日使ったとして、1日100円程度、2年ならもっと安くなる。「そんな金額で来てくれないよね、時間と体力を買うのだ」と言い聞かせて。(プロはもっときれいにしてくれますが、都合の良い言い訳です。)
▼ブラーバの交換用バッテリー
ブラーバ、我が家へようこそ!(お手軽300シリーズ)
思いきったら早かったです。お昼頃頼んで翌日の朝に届きました。私が購入したのは「ブラーバ380j」です。クイックルワイパーが使えるタイプです。私のは旧機種で、今売られている後継機は390jです。
嬉しくて写真撮ってしまいました。
助っ人が来てくれたような頼もしい気持ちです。
ブラーバは思ったより小さかった
幅24.4cm×奥行21.6cm×高さ79mm。ルンバより小さめです。狭いころも入ってくれます。家具を移動してさらにブラーバが通りやすくしました。
保管場所です。ビデオラックと壁の隙間に収まりました。前から見れば見えません。
ドライモードとウェットモードの違い
その名のとおり、水を使うか使わないか。専用のクロスがついていますが、ドライモードでは、クイックルワイパーでも大丈夫です(説明書には書いていませんが勝手にやっています)。両面使えますよ!ってツイッターで教えてもらいました。洗わなくていいのでとても楽です。
コストダウンのため低価格のものをAmazonで注文して試しましたが、やはりクイックルワイパーがよく取れます。安いシートは前の部分に埃が固まるのに対して、クイックルワイパーはシート全面でキャッチしてくれます。
▼ドライモードは、クロスを水色のナミナミのところに挟み込みます。慣れるとサッと出来るようになりました。
ウェットモードは水を入ます。拭きながら少しずついい感じに雑巾を湿らせてくれて、1回分くらい十分もちます。
▼水拭き用パッド(左下の水色のところから水を入れます)
▼ウェット用パッドはマジックテープでクロスが付けられるようになっています。
▼交換用クロスがあると続けてお掃除できて便利です。
かわいい動きで静かにお掃除
「あれ?どこ行った?」って探したら、シューッと部屋の隅っこの方を走っています。時々、壁にコン、コンと当たりますが、ゴムのバンパーも付いていますし、それ程の勢いでもありません。心配した傷もなさそうです。障害物に近づくのも何回目かになるとちゃんと減速します。
しばし眺めてしまいました。
机の脚などの障害物に当たるといちいち「ん?」って考えているように見えてそこもかわいい。障害物がないほうがスムーズなので、余裕があれば始める前に机は起こして、椅子も上げておきます。多少面倒ですが、床面が広く見えるとすっきりします。この部屋こんなに広かったのかと思います。
段差は感知して落ちないようになっています。面倒なのでうちはそのまま使っていますが、本当は出来るだけ危ない所には行かせないようにした方が良いです。
段差を感知する様子を撮影しました
NorthStarというキューブを部屋の中央に置き、赤外線を飛ばして部屋の形状を記憶します。拭き終わったところを記憶しているそうです。この記憶は毎回リセットされます。それにしてもネーミングがいいですね。北極星。
全部拭き終わった(とブラーバが考えた)ら、スタート地点に戻りメロディを鳴らして終わります。タイマーはありません。
結構きれいになります
掃除機と違って吸い取らないので多少ごみは残りますが、パッと見ても分からない程度です。素足で歩くサラッとしています。シートについた汚れを見ると「どこでこんなに集めてきたの?」と聞きたくなります。
平日はブラーバに任せて、週末余裕がある時にしっかり掃除機をかけています。
ブラーバのおかげで・・
部屋が片付くようになった
ブラーバが通りやすいように床をあけるようになりました。しまえるものはしまい広くする。そして床がきれいになると、テーブルの上やキッチンなども拭き掃除したり部屋をすっきりさせようという気持ちになりました。
家事をやる気になった
モーニングページを書いて、とりあえずブラーバをセットして、お弁当を作って・・が日課です。朝は埃が床に沈んでいるから、すぐにやると効率が良いです。ブラーバの姿が横目に入ると、なんとなく一緒に頑張っているような感じがします。頑張ってくれているからブラーバのできないところを拭こうと思います。家事をやるきっかけって何でもいいと思います。
心が軽くなった!
拭き掃除ってどうも不毛な気がするんですよね。一時は毎朝床掃除やったりしましたが、どうも続かない。やった先からもうごみが落ちてたりするともう・・。結構なストレスです。
床がきれいになると、空気まできれいになったような気がします。すっきりして、気持ちが軽くなります。髪の毛が落ちていないって気持ちいいです。
夫はあいつ呼ばわりです。「あいつに掃除させて出かけよか」と。動きがあるのでどうもそうなっちゃうんですよね。
動きがかわいいんですよね。ルンバに名前つける人の気持ちがちょっと分かります。最近は家電がしゃべったりするから、家族のように思う人がいるそうです。「うちの子を助けてください」とルンバを修理に持ち込んだり・・。大丈夫です。私はまだそこまではいっていません。「おはよう」「ただいま」「今日もよろしくね!」ぐらいは話しかけます。笑 やる気とすっきりを与えてくれたブラーバに感謝しています。
ブラーバが苦手なこと
溝にゴミが残る
このような溝の中のゴミが取れません。ブラーバは床拭きロボットなので、やむを得ません。掃除機やほうきで取り除きましょう。私はいつもブラーバをかける前に100均のブラシで溝のごみをササッとかきだしています。だいぶ違いますよ。
狭いところの動き
ブラーバの幅より狭いところには入れません。隅っこもすれすれを走って結構からめとってくれますが、多少のごみが端に残ることもあります。
ほんの少しの段差が越えられない時がある
ブラーバはドライモードの方が賢いです。キッチンとリビングの境目に薄い仕切りがあるのですがドライモードだと平気で乗り越えるくせに、水拭きだと仕切りだと思って出戻ってしまうのです。つまりキッチンに入ってくれない。その高さほんの2~3mmほどです。水拭きの場合、雑巾の厚さのせいで段差を大げさに感じるようです。傾斜がつくので階段のようなものに感じるのでは?と思っています。
少し段差があるところで比較してみました
クイックルワイパーでドライ拭き掃除
このように難なくスーッと乗り越えます。
ウェットモードで拭き掃除
人の字を描くように進みます。段差と認識して仕切りで引き返してきます。
こんな時は再びセットしてキッチンでスタートボタンを押します。でも時々入ってこれることもあります。ご自宅によって癖を理解することが大事でしょうね。
ウェットモードで正しく動作しない時の注意点
クロスを濡らしすぎない
数日使ってウェットモードで挙動不審に正しく動かなくなりました。くるくるまわったり、同じところと何度も拭いたり・・。ただし、ドライモードでは正しく動作します。「早速故障?」と思い焦りました。
タンクに水を入れた後は拭いておく
パットに水が付いていると誤動作の原因になるようです。説明書にも記載があります。水が付いたら蓋をした後で拭き取ると動きが良くなりました。それでもウェットモードの時は少しだけドライモードより動きが悪いです。効率的でない感じですね。ぞうきんが濡れてくると特にそうです。うちだけかもしれませんが、こういうものかと思って使っています。
におい防止には外干しが大事
水を使っていますので室内干しだと臭くなります。ベランダで日光にあてて干しています。使った後はマジックリンをかけてしっかり洗っています。また酸素系漂白剤で消毒するのもおすすめです。
▼古くなってきたら交換も検討してみましょう。
タイヤの摩耗をチェックする
タイヤが滑って動きが悪い時は、摩耗している可能性があります。溝が薄くなってきたら交換が必要かもしれません。
賢い最新式 mシリーズ
新しいブラーバ mシリーズは私が使っているものよりも賢い。
- 自動で部屋間移動ができる
- ジェット噴射ができる。
- 自動で受電。自動で再開。
- 声で操作できる。(Alexa,Googleアシスタント対応)
私の持っている300シリーズよりかなり高めです。
カメラが付いているので壁にぶつかる前に感知できるのがすごい。
これだけ自動でできるなら次は検討してもいいかも。
ジェットで汚れを浮かせる200シリーズ
mシリーズと300シリーズの中間に位置する200シリーズ。ジェット噴射ができるタイプで、見た目もコンパクトです。
ブラーバジェット250の特徴
- ジェットスプレーで水を吹きかけながら拭き掃除
- クリーニングヘッドを振動させながら拭く
- 専用クリーニングパッド
・380jと比べて、幅が狭く、高さがある。
・手を汚さずにパッドが捨てられる
モードに応じた専用パッドを取り付けます
・「ウェットモップパッド」ウェット(洗浄剤含): 同じところを3回拭く
・「ダンプスウィープパッド」ウェット(洗浄剤含): 同じところを2回拭く
・「ドライスウィープパッド」ドライ :スーッと1回拭く
→ブラーバ380jのようにドライモードでクイックルワイパーが付けられません。
中間価格帯シリーズです(高い m→200→300 安い)
ジェット噴射は魅力的だけど専用パッドがいるのが
ちょっと悩む。
ただし使い捨てタイプのパッドの他、洗って繰り返しい使えるパッドも発売されています。これを使えばランニングコストを下げられますね。
▼使い捨てウェットモップパッド
壁のヘリにぎりぎりくっついて、シューって走って端まできっちりふき取る後ろ姿は、勇ましくもあり。
賢いね~って褒めたくなります。
では、またお会いしましょう。シュルシュル。
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追記:バッテリーを交換しました
バッテリーが消耗してくるとエラーが出やすくなったり、バッテリーの消耗が早くなったりします。1年から1年半ぐらいです。
交換の仕方は簡単です。ブラーバを裏返したところ。中心あたりにあるネジをドライバーで回して蓋を開けます。10円玉でもあきそうな感じです。
線をサクッと差し込んでバッテリーを入れるだけ。1分ほどで終了です。ブラーバが元気によみがえりました!買えなくなったら嫌なので、うちではバッテリーの予備を買ってストックしています。
ブラーバを3年半使ってみて
ブラーバを買って本当に良かったと思っています。これのお陰で仕事がしんどい時も休日も助けてもらえました。気持ちが軽くなる感じです。
こういうものを使う考え方として「完璧を求めない」ことがコツだと思っています。例えば洗濯機。洗濯機ですべての衣類を洗うことはできません。でもだいたいのものは洗える。洗濯機ができないものは、クリーニングに出したり、手洗いをして補います。
ブラーバは完全には綺麗にはなりません。自分で掃除機をしたり拭いたりした方が早くきれいになります。でも大まかには綺麗にしてくれます。私は大まかにきれいにしてもらって、そのあとできていないところを私が補っています。忙しい時はブラーバの仕事だけで終わる日も多々あります。それでもブラーバが来る前よりは、確実にきれいな日が増えましたし、部屋でくつろげるようになりました。
ブラーバが一通り掃除するおかげで、出来ていない細かいところもやろうかなと思えるのです。ホント、ブラーバありがとう。汚れた床を見るだけで、やる気が失せてしまう私のような方にはぜひおすすめしたいです。
おおらかな気持ちで見てあげるのが
使いこなすコツです