うちのキッチンには砥石があります。皆さんもお持ちですか?
包丁の切れが良くないと料理がはかどらないので、時々研ぎます。数分で切れ味が復活してスッと切れるようになり一気に快適になります。軽く野菜が切れると料理が楽しくなりますよ。
水に10分ほど浸けておいて、両面を研ぎます。プロに研いでもらうという方法もありますが、中々面倒だし私の包丁はそれほど高級品ではないので自分で研いでいます。
初心者向けの研ぎ方の動画もあります。私はこの動画と同じやり方で研いでいます。但し、包丁の研ぎ方は様々で料理人によっても意見が分かれるようです。参考にしていただければと思います。
私の砥石
私の持っている砥石です。プラスチック製の滑り止めの台が付いています。 以前100円均一で挟み込んで使うタイプのものを夫が買ってきたのですが、私の場合あれはダメでした。何故かうまく研げませんでした。使い方が悪かったのかな。
▼それをきっかけに、この砥石を買いました。非常に気に入っています。
2種類の砥石がくっついていて、両面で「研ぎ」と「仕上げ」を使い分けます。
よく使用する包丁です。この他に刃が波状になった「パン切り包丁」もありますが、これは残念ながら研げません・・。
▼砥石を1本買うならこちらがおすすめです。
カラフルで可愛いシャプトンの砥石もおすすめ。色んな色がありますよ。
包丁研ぎの注意点
包丁ってどうやって研ぐの?という方のためにご紹介します。
▼こちらの動画が分かりやすいです。私も同じやり方でやっています。
ポイント
ポイントをピックアップします。詳しくはぜひ動画をご覧ください。分かりやすいですよ。
1.研ぐ前に10分ほど水に浸す。
砥石には無数の穴があり水を吸収するようになっている。(但し水をかけるだけですぐ使えるものもある)
2.濡れ布巾を敷き台を固定する
台付きのものもより安定させるために敷いた方がよい。
3.片面を先・真ん中・あごの3か所に分けて研ぐ
各20回ほど。研ぐ姿勢は45度の角度で持ち15度くらいに包丁を傾ける。
15度とは包丁と砥石の間に10円玉が2枚入る角度。刃全体を均一に研ぐ。
4.乾いてきたら霧吹きで水をかけながらカエリが出るまで研ぐ。
カエリとは包丁の削りカスで触ると引っかかる感じがするもの。これが出てきたら裏面を研ぐ。裏面研ぎ後のカエリは砥石の角でサッととる。
5.包丁は水洗いして水気をしっかり拭きとる。
6.砥石は洗剤を使わず水洗い完全に乾燥するまで2~3日、日陰干しする。
カビを防ぐために密閉しない。
砥石の手入れ
私の父は料理人でしょっちゅう包丁を研いでいました。長年使い込んで小さくなっている包丁もありました。砥石もだんだんすり減っていきます。砥石が凸凹してくるとうまく研げなくなるので、コンクリートブロックの上でこすって平らにしていました。
私はそこまでは使っていませんので、まだ試していません。使い込んでいくと必要になるだろうと思います。
スライサーも復活
1年前に100円均一で購入したスライサーです。キャベツの千切りや玉ねぎスライスに使っています。
▼サラダづくりには欠かせません。
購入当初はスイスイと切れてご機嫌だったのですが、最近どうも刃に引っかかるようになりました。刃もはめ込まれていて外せないので、もう買い替え時かな・・と思っていたのですが、試しにこの砥石の縦面で片面だけ研いでみました。
すると切れ味が復活しました。購入当初の切れ味とまでは言えませんが、まだしばらくは使えそうな状態にはなりました。
このスライサーは裏面が斜めに切り込んだ形になっています。裏面は砥石が届かないので研げません。刃先が斜めになっているため、表から研ぐだけでも多少、先がとがるだろうと考えました。
▼スライサーの裏面です。
捨てる前のスライサーがある方は、ダメモトで試してみるのはいかがでしょう。
切れ味にはまな板も重要
切れ味といえば、先日あさイチでまな板の特集をやっていました。番組サイトには記載がありませんが、切れ味には包丁だけでなくまな板も非常に重要だそうです。
表面に適度なボコボコがないと滑ってしまい切れにくいのだそうです。包丁使い日本一の料理人の方が切り比べをされていましたが、差が歴然でした。
確かにそうですね。私は普段表面がツルツルのプラスチックのシートを敷いているのですが、これを外すと切れ味が全く違いました。ネギがまな板に固定されて、軽〜い力でサクサク切れます。ちょっとあらめなのは私の腕によるものです。
キャベツの千切りも細く切れます。
シートを4枚使って効率を上げていたつもりが、実は逆効果でした。
基本は木の上で切ることにして、魚や豚肉などにおいやベタベタで後が大変そうな食材を切る時に限ってこのシートを使うようにします。
ちなみに私のまな板は100円均一のお店で300円で購入したものです。非常に軽い。トントンといい音がします。今のところ使い心地は快適です。
プラスチック製でも木製でも表面に食材が固定されることが重要です。プラスチック製のまな板のメーカーではこの凸凹をどのように作るか相当研究が重ねられているそうです。意識したことがなかったので、面白かったです。
昨日まな板は適度に濡らしながら使いましょう。食材がしっかりと安定して固定されます。野菜がサクサク切れると料理が上手になった気がしますよ。ストレスも減ります。ずっと切れると細胞を押し潰さないので料理の仕上がりにも影響します。
まな板の使用後は、しっかりと熱湯をかけて殺菌します。そして横に立てて乾燥させます。木目が縦になっているので、縦に立てておくと水が下に流れて貯まりやすく、底面にカビが生えやすくなるためです。
あと切れ味を良くするために、満遍なく色々な場所を使うのが良いそうです。そのために丸いまな板がくるくると回して使えて便利です。
▼あと水切りボールにもなるまな板。これも便利そうでした。